永井道明(ながいどうめい)。
一言で表現するなら、日本に体操を普及させた人物と言えます。「日本学校体操の父」とも呼ばれます

 

2019年の大河ドラマ「いだてん」にも登場しますので、その大きな功績を改めて注目されると思います。

いだてんでは、俳優の杉本哲太(すぎもとてった)さんが演じられます。

 

今回は永井道明とはどんな人物なのか、その生き方から学んでいきたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さい。

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永井道明(ながいどうめい)の生涯とは

永井道明は、明治元年(1869年)、茨城県水戸市に生まれました。
水戸藩士の血筋で、父は藩校「弘道館」に勤める人物で、親戚には尊王攘夷の先駆者である藤田東湖がいます。

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このように名門に生まれた道明ではありましたが、永井家には10人も子供がいたので、決して裕福な暮らしではありませんでした。

 

進学の際道明は東京行きを希望しましたが、道明にお金をかける余裕がなかったので、奨学金を申請しました。しかし申請が通らず、地元の茨城師範学校に進学します。

 

体操に夢中になる永井青年!

学校に進むと、道明は体操に夢中になります。その頃は兵式体操と言う軍隊式の体操です。

 

勉強も熱心で、その姿勢に感銘を受けた道明の姉の夫は感銘を受けました。道明の東京行きを支援するのです。

 

そのおかげで道明は東京で勉強できることになり、東京高等師範学校(現在の筑波大学)に進学します。
真面目に努力することは誰かが見ており、応援してくれることがあるということが学べる、素晴らしい事例ですね。

 

東京高等師範学校卒業後は教員になる

永井道明
出典:archives.cf.ocha.ac.jp

東京高等師範学校を卒業した永井道明は、東京高等師範学校附属中学校の助教諭に就きます。その時の教え子には、後に総理大臣となった鳩山一郎がいます。

 

その後奈良県の中学教員となり、後々校長に就任します。「体操校長」などと呼ばれたようですので、永井の体操への情熱が継続されていたことがわかります。

 

金栗四三らが生活する舎監を務める永井道明

日本初のオリンピック選手となる金栗四三。いだてんの主人公ですね。

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金栗が東京高等師範学校の在籍中、寮に住んでいましたが、その寮の舎監を務めていたのが永井です。

 

世界で学んだ体操を日本に普及させる

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当時、日本の体操は混乱している状態でした。教育を目的とするのか、軍隊を強化するための体操なのか、意見が対立していました。

 

国として統一した考えをまとめるために、留学生を派遣することにしました。その際に選ばれたのが永井道明です。

 

永井は教員を退職し、明治38年に体操を学ぶために留学します。ボストンやスウェーデンなどで学びました。

 

当時世界中で採用されていたのが「スウェーデン体操」と呼ばれるものでした。この頃、スウェーデンはスポーツ先進国だったんですね。

 

永井はスウェーデン体操を学び、日本に持ち帰ります。
また、「肋木ろくぼく」という体操器具も普及させました。

 

おそらくどなたも一度は体育館で見たことがあるもので、懸垂や柔軟体操に使える器具で、世界中・日本中の体育館で採用されました。

永井道明が持ち込んだ肋木ろくぼく
出典:wikipedia

帰国した永井は、日本で初めての「学校体操教授要目」を作成し、大正2年に公布されました。こうして体操における、日本としての1つの指針が完成されたのです。

 

学校体育に多大な貢献をした永井道明

永井道明は学校教育に生涯を捧げました。
明治42年には東京高等師範学校、東京女子高等師範学校の教授に就任しました。

 

昭和15年には、長年の貢献が認められ、学校体育功労者として表彰されます。

 

大正天皇に体操を指導?

永井道明は、なんと大正天皇に体操を指導したこともあります。

 

永井は「家庭体操」と言われる体操を考案し、軍にも紹介して評判になります。
そして天皇陛下の耳にも入り、御所に招待されました。その際に実演しつつ、天皇陛下にも指導したと言われています。

 

こうして数々の貢献を重ねた永井は、昭和25年(1950年)に83歳で生涯を終えます。

 

大河ドラマいだてんの永井道明役は杉本哲太さん

いだてんの永井道明役の杉本哲太
出典:oricon.co.jp

いだてんの永井道明の配役は杉本哲太(すぎもとてった)さんです。

 

杉本哲太さんはこれまで何度も大河ドラマに出演してこられました。
最近では龍馬伝の坂本権平役、おんな城主直虎では井伊直盛役を演じましたね。

 

永井道明は頑固な性格だったようですが、
なんとなくですが、、、杉本哲太さんは頑固な役柄が似合います。ぴったりな配役な印象ですね。

 

最後に

明治時代はまだまだスポーツへの理解が乏しく、体操についてもおまけの印象があったり、軍隊だけのためという風潮がありました。

 

そんな中、永井は日本人の体格や体力を向上させることの重要性を感じ、信念を持って取り組みました。

 

保護者や周囲の先生が反対されることも多かったはずです。
しかし、永井は自らの信念を信じて邁進しました。結果的には現代の教育のとおり、スポーツや体操は様々な面で重要なことであると認められています。

 

永井道明の生き方に感銘を受け、敬服するに値します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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