美濃部美津子(みのべみつこ)。
落語の神様と呼ばれた古今亭志ん生の長女であり、志ん生のマネージャーです。
大河ドラマ「いだてん」にも登場し、小泉今日子さんが演じられます。
今回は美濃部美津子の生涯をたどりながら、その生き方から学び、また「いだてん」を一層楽しめるような情報をお伝えします。
どうぞ最後までお付き合い下さい。
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美濃部美津子(みつこ)の生涯とは
大正13年(1924年)、美濃部孝蔵(のちの古今亭志ん生)と清水りん(おりん)の長女として東京に生まれました。
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志ん生とおりんが結婚したのは大正11年(1922年)で、志ん生がまだ売れる前です。
美津子が生まれた翌年には次女喜美子が生まれ、昭和3年(1928年)には長男の清(のちの10代目金原亭馬生)、続いて次男強次(のちの3代目古今亭志ん朝)が誕生します。
美濃部家は4人兄弟ということになります。
志ん生は今でこそ「落語の神様」、「昭和の大名人」などと呼ばれ、人気落語家として大成功をおさめましたが、その一方で素行の悪さが筋金入りでした。
師匠からお金を借りては博打をしたり、結婚してすぐに嫁入り道具を質屋に入れて吉原に遊びにいくなど、普通の人では考えられないほど破天荒な人物でした。
また、売れない時代も長く、だからと言って他の仕事をするわけではないので、美濃部家の家計は苦しく、貧困を極める生活だったようです。
美津子はそんな家庭で育ちます。
母を支える気丈で優しい女性であったそうです。
志ん生の生活を考えると、相当苦労したことが容易に想像できますよね^^;
ニッポン放送に勤めながら、志ん生が売れ始めるとマネージャーとなって支えます。
表裏がなく、ストレートに言うことを言うタイプでした。
いだてんでは、志ん生の弟子役である五りん(配役神木隆之介さん)や今松(配役荒川良々さん)らから慕われる存在と紹介されています。
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ずっと浅草に住んでいたこともあり下町が大好きだったようで、94歳まで長生きした生涯でした。
長生きされたこともあり、後々まで美濃部家、志ん生の語り手として貴重な存在でした。
いだてんの美津子役は小泉今日子さん
大河ドラマ「いだてん」の美津子役は小泉今日子さんが務められます。
1980年代を代表するアイドルであり、「キョンキョン」の愛称で有名ですね。
歌やダンスはもちろん、女優としても大活躍されました。
音楽ではレコード大賞の受賞、紅白歌合戦にも5回出場されています。
テレビドラマや映画にも多数出演しており、私が一番印象的だったのは「踊る大捜査線」です。
強烈な犯人役でしたよね!
アカデミー賞についても、「風花」で優秀主演女優賞、「陰陽師」で優秀助演女優賞を受賞されています。
また、大河ドラマは「峠の群像」(1982年)、「武蔵 MUSASHI」(2003年)に続いて三度目の出演です。
昨年の夏頃より女優業は控えてプロデュース業に注力するという発表がありました。
今回宮藤官九郎さんからの熱烈なオファーがあって応えたようです。
第一回でも登場がありましたが、確かに下町の女性、ストレートな女性というイメージがぴったりな役作りをなさっていました。
今後の父である志ん生(配役ビートたけしさん)との共演が楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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