武田千代三郎(たけだちよさぶろう)。

明治から昭和にかけて官僚・政治家・教育者と活躍し、大日本体育協会副会長として日本近代スポーツの発展に大きく貢献しました。「駅伝」を命名した人物です。

 

大河ドラマ「いだてん」にも登場しますので、再注目されますね。
配役は永島敏行(ながしまとしゆき)さんです。

 

今回は武田千代三郎の生涯をだどりながら、その生き方を学んでいきたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい。

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武田千代三郎(たけだちよさぶろう)の生涯

武田千代三郎は1867年(慶応3年)に福岡県柳川市で生まれました。

成績は優秀で、地元の学校を出て東京帝国大学法科大学法律学科に進学します。

官僚・政治家・教育者として要職を歴任

1889年に卒業すると法制局に入局しました。
しかし同じ年に徴兵され、歩兵隊に入隊します。

 

翌年には除隊となり、法務局に戻って参事官として活躍します。
1893年には内務省に転じ、広島県参事官、その後長野県警部長、群馬県書記官などを務めました。

 

1899年には秋田県知事に就任します。
続いて山口県知事、山梨県知事を歴任します。
明治40年に起こった大水害では陣頭指揮をとりました。

 

青森県知事を経て、1913年には神宮皇學館長に就任しました。
その後教育者として複数の学校で校長等を務めました。

 

まさにエリート街道、立派な人生を突き進んだような人ですよね。

武田千代三郎(たけだちよさぶろう)
出典:wikipedia

大日本体育協会副会長として日本近代スポーツの発展に貢献

武田千代三郎はスポーツにも熱心に活動しました。
1913年~1922年には大日本体育協会副会長を務めます。

 

会長の岸清一とともに、大日本体育協会の財政の立て直しに尽力しました。

関連記事:岸清一の偉大な功績!日本の近代スポーツを根底から支えた男

 

武田千代三郎は、帝国大学在学中に、イギリス人の英語教師であるフレデリック・ウィリアム・ストレンジから、スポーツ論を学びました。

 

岸清一もストレンジの教え子ですので、2人は共感できる考え方があったことがわかります。

 

武田千代三郎が「駅伝」を命名

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武田が大日本体育協会副会長の在任中である1917年(大正6)に、京都~東京間の東海道五十三次を走るイベントが行われました。
東京奠都(てんと)の50周年を記念したイベントでした。

 

京都の三条大橋から東京の上野不忍池までの、全23区516㎞のコースです。
当初は「マラソン・リレー」と呼ばれていましたが、武田千代三郎が「駅伝競走」と名付けたのです。

 

「東京奠都記念東海道駅伝徒歩競走」と命名されたこの駅伝大会は日本初・世界初の駅伝大会となりました。

 

かなり昔から「駅」という名前は存在しており、道路の中継地点とし案内人や宿泊施設、馬などが設置されていたようです。
特に江戸時代には参勤交代があったため、道路と駅の整備は進められました。

 

長距離を中継する、襷(たすき)をつなぐという性格から、「駅伝」と名付けられたわけです。

 

この駅伝大会で活躍したのが、「マラソンの父」と呼ばれ、いだてんの主役でもある金栗四三です。

関連記事:金栗四三のマラソンに捧げた生涯!箱根駅伝創設者!年表や名言、子孫は

 

金栗四三はその後もマラソン、駅伝を普及させる活動に尽力します。
そして初めての駅伝から3年後に開催されたのが「箱根駅伝」です。

 

油抜き訓練法の発案者?

武田千代三郎はスポーツ研究にも励み、ある有名な練習法を発案しています。

 

「油抜き訓練法」です。
いだてんでも登場していましたよね!

 

食事や水分を摂取せず、とにかく体を身軽にすることで、体のパフォーマンスが高まるという理論です。

 

今では考えられないですし、金栗四三も危険であること、成果が上がらないことに気づき、途中で止めました。

 

いだてんの武田千代三郎役は永島敏行(ながしまとしゆき)

永島敏行(ながしまとしゆき)
出典:skycorporation.co.jp

大河ドラマ「いだてん」の武田千代三郎役は永島敏行(ながしまとしゆき)さんが演じられます。

 

永島敏行さんはこれまで過去4度大河ドラマに出演されているベテラン俳優です。
獅子の時代、毛利元就、武蔵 MUSASHI、風林火山に出演されています。

 

永島さんはスポーツが大好きで、高校では野球をされていました。
俳優デビューも「ドカベン」でした。

 

厳格なイメージが武田千代三郎と重なりますね。

 

いだてんでの登場が楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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