今松(いままつ)。
後に二代目古今亭圓菊(ここんていえんぎく)を襲名する落語家です。

 

落語の神様と呼ばれる、古今亭志ん生(ここんていしんしょう)の弟子で、大河ドラマ「いだてん」にも登場します。

 

今松の配役は荒川良々(あらかわよしよし)さんです。

 

今回は今松とはどんな人物か、その生き方に迫りたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい。

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落語家「今松」の生涯とは

本名を藤原淑(ふじわらしゅく)といい、 昭和3年に静岡県に生まれました。

古今亭志ん生に弟子入り

昭和28年、古今亭志ん生に入門して弟子となります。25歳のときです。
前座名を「生次」としました。

関連記事:古今亭志ん生の生涯!落語の神様の名言や逸話~いだてんはビートたけし

 

NHKのページでは、師匠想いの愛嬌のある人物で、一門のムードメーカー的な役柄であると紹介されています。
また、弟弟子である五りんの面倒をよくみるそうです。

 

今松は実在の人物ですが、五りんはいだてんのオリジナルです。
このあたりの人間関係もきっと面白く描かれそうですよね!

関連記事:だてんで神木隆之介さん演じる五りんとは?【古今亭志ん生の弟子役】

 

「むかし家今松」に昇進

29歳の頃、「むかし家今松」という名に改名して、二ツ目に昇進します。
いだてんの「今松」とはこの時の呼び名なんですね。

 

今松は師匠である古今志ん生からたくさんのネタを継承しました。
志ん生から愛された人物であったことがわかりますね。

 

二代目「古今亭圓菊」(ここんていえんぎく)を襲名

二代目古今亭圓菊(ここんていえんぎく)
出典:rakugo-kyokai.jp

今松が38歳の頃、二代目古今亭圓菊(ここんていえんぎく)を襲名して真打ちとなります。

 

よじるようなしぐさが特徴で、「圓菊節」と称されました。
また、かなり難易度の高い技術である手話落語も習得します。

 

さらに刑務所篤志面接(とくしめんせついいん)、刑務所に入所する方々の悩みや相談に乗るボランティア活動も務めました。

 

ボランティア精神が旺盛で、多くの人に笑顔になって欲しいという想いが伝わってきますね。

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その後落語協会理事を務めるなど、落語界に貢献します。
厚生大臣賞、法務大臣賞、東京都功労賞などを授与しました。

 

長男は古今亭菊生として落語を受け継いでいます。
そして平成24年、今松は84歳で亡くなります。

 

まわりの人に温かく、どんな人にも対等な視点で接することができた人だったのではないか。
落語という笑いの技術を磨き、とにかく人を笑顔にさせる情熱に包まれたような人だったのではないか、そう感じます。

 

いだてんの今松役は荒川良々(あらかわよしよし)さん

荒川良々(あらかわよしよし)はいだてん今松役
出典:thetv.jp

大河ドラマいだてんでは、荒川良々(あらかわよしよし)さんが今松役を演じます。

 

荒川さんは、いだてんでも脚本を務める宮藤官九郎さんの作品に多く出演されています。
クドカン作品には欠かせない存在と言えるほどですね!

 

荒川さんは大人計画に所属しています。
デビューも松尾スズキさんが募集する演劇のオーディションでした。

 

ちなみにいだてんには松尾スズキさんも出演されます。
伝説の落語家と言われた橘家圓喬(たちばなやえんきょう)の役です。

関連記事:伝説の落語家!橘家圓喬(たちばなやえんきょう)~いだてんは松尾スズキ

 

私が荒川さんを認識したのは窪塚洋介さん主演の映画「ピンポン」でした。
窪塚さん演じるペコが通う学校のキャプテン役を荒川さんが演じましたよね。

 

その後「タイガー&ドラゴン」、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン」など、脇役ながら印象的な役を演じます。

 

映画「全然大丈夫」では主演を務めました。
NHKの連続小説「あまちゃん」にも出演されましたね。

 

なんとなくですが、荒川さんは落語家の印象がありますよね(^^)
志ん生、五りんといだてんの重要人物と絡む今松ですので、荒川さんの演技に注目です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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