長州藩士、来島又兵衛。
幕末の、長州藩を表にした大河ドラマなどでは高確率で登場する人物です。
来島が登場するシーンの多くは禁門の変(蛤御門の変)の時で、この歴史的事件の主要メンバーとして登場します。
主要メンバーというより、来島がいなければ禁門の変は起きなかったはずです。
来島又兵衛の生涯、生き様をこちらでご紹介しています。
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当時、来島又兵衛は48歳でした。
来島もそうでしたが、この頃老人と言われており、いかに寿命が短い時代であったかがわかります。
長州の重鎮であった来島ですが、出世するきっかけとなったのは藩の財政面の管理であったと言われています。
武術だけではなく、学問や事務処理の能力も高い人物でした。
戦国時代の武将のような風貌というだけあって、大河ドラマではいずれも威風堂々とした武士の姿で登場します。
龍馬伝
福山雅治が坂本龍馬を演じた龍馬伝では、格闘家の角田信朗さんが来島又兵衛を演じました。
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当たり前ですがその迫力は凄まじかったですね!
禁門の変の時の叫びは迫力と一緒に悲壮感が伝わってきて、長州の惨敗を描いていました。
八重の桜
綾瀬はるかさん主演の八重の桜では、関戸将志さんが演じられました。
当時30代半ばということもあって、来島を演じるには若い印象がありました。
花燃ゆ
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井上真央さんが主演の花燃えゆでは山下真司さんが演じました。
禁門の変のシーンでは、そういう演出だったのかと思うほど、山下真司さん演じる来島又兵衛の迫力だけが目立っていました。
なんと山下真司さんは山口県下関市の出身で、演技にも熱がこもっていたのかもしれませんね。
来島又兵衛の生き様、死に様を演じ切っていたように感じます。
最後に
学問にも秀でていた来島又兵衛は賢い人物であったはずです。
しかし、最期は暴走するようなかたちで長州の命運を決定づけるような戦いを起こしました。
真っ直ぐな人物と言えばそれまでですが、この暴走はただの暴走ではありません。
尊王攘夷活動=過激
という活動や生き方の終焉のような意味を持ち、池田屋事件、禁門の変という長州藩にとって大打撃になった事件を通して、開国への舵が切られ、薩長同盟、倒幕に向けて進んでいきます。
その後も長州は幕末の中心的な役割を果たしますし、来島の背中を見た伊藤博文や品川弥二郎などが大きく活躍していくことになります。
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山口県の美祢市立厚保小学校には来島又兵衛の銅像が建立されています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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